グランドグローリー（2016年生、母Madonna Lily）

グランドグローリー（2016年4月19日）は、イギリスで生まれた競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のOlympic Glory（当時6歳）と交配したMadonna Lilyが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外22戦8勝。2022年のプリンスオブウェールズステークス(英・G1)で3着に入った他、2022年のアレフランス賞(仏・牝G3)に勝利するなど、G1級競走1勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

4歳（2020年）

5月14日、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のRomanciereに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

6月6日、鞍上は2戦連続でP.ブドー騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったAmbitionからクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、牝馬限定G1のヴェルメイユ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はS.パスキエ騎手（3戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月4日、牝馬限定G1のオペラ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月24日、牝馬限定G3のフロール賞（フランス・サン＝クルー芝2100m）に出走。鞍上はP.ブドー騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のSolsticiaをクビ差制して待望の重賞初制覇を果たした。

11月8日、牝馬限定G2のリディアテシオ賞（イタリア・カパンネッレ芝2000m）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2021年）

3月21日、G3のエクスベリー賞（フランス・サン＝クルー芝2000m）に出走。鞍上はG.モッセ騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったSkalletiから3馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、牝馬限定G3のアレフランス賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上はP.ブドー騎手（3戦2勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、G3のラ・クープ（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月21日、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3のヴィシー大賞（フランス・ヴィシー芝2000m）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のDiamond Vendomeに2馬身の差をつけて重賞2勝目をマークした。

8月22日、牝馬限定G1のジャンロマネ賞（フランス・ドーヴィル芝2000m）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のAudaryaを短アタマ差制して初のG1タイトルを奪取した。

10月3日、牝馬限定G1のオペラ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったRougirからハナ差の2着に甘んじた。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（2戦2勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

6歳（2022年）

4月10日、鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のBurgaritaに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月1日、牝馬限定G3のアレフランス賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。鞍上は3戦連続でC.デムーロ騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のBurgaritaに3馬身半の差をつけて4つ目の重賞タイトルを手にした。

6月15日、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、G1のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月11日、牝馬限定G1のヴェルメイユ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（5戦4勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月2日、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。20頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ギュイヨン騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

2022年11月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。