ベレンバン（2006年生、母ダイコーダンスイン）

ベレンバン（2006年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「マレーシアのベレンバン山より」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したダイコーダンスインが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦6勝2着1回。2009年のフロイラインカップ(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月24日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレオンリーワンから1馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメジャーサイレンスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3歳（2009年）

4月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、3歳戦の―1組（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスキヤネンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウィナーズダンスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（5戦3勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

11月8日、中6週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4歳（2010年）

1月20日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアワサンデーに2馬身半の差をつけて制した。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアタゴヘイローに3馬身の差をつけて優勝

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月4日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた20戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のスノーフレーク賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5歳（2011年）

5月12日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のラペイルージアをアタマ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。