メジャーサイレンス（2006年生、母オメガパートナー）

メジャーサイレンス（2006年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時14歳）と交配したオメガパートナーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒谷輝和。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦4勝2着7回。2009年の’09桃花賞(牝)に勝利した他、2008年のテイエムオペラオー賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒谷英俊から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月19日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレアクエリアスからクビ差の2着に甘んじた。

6月26日、連闘で迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったイーグルファンキーからアタマ差の2着に甘んじた。

7月30日、中4週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のピエールビビアンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベレンバンから1馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウキゲンに半馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月9日、中5週で迎えた6戦目は、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシツジツゴウケンに半馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月22日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた7戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月25日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァルダマーナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月7日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したグレートカフェにクビ差届かず2着となった。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの’09桃花賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモナクランベルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月21日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のシャクヤク特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったハニービーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

6月17日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2010年）

9月28日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、一般A B C1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、蘭越町おいしいらんこし米賞 ABC1（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、五稜郭特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5歳（2011年）

4月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、復興支援がんばれ群馬県特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、復興を応援します野田村（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、美味しく食べて応援します。仙台牛（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、泰広・良子結婚記念カップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ティアップビギンに3/4馬身交わされて2着となった。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、親方・年貢の納め時杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。