スガノスミレ（2004年生、母スミレコトブキ）

スガノスミレ（2004年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したスミレコトブキが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害2戦0勝、地方32戦2勝2着4回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、菅原光太郎によって556.5万円で落札された。

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月7日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月22日、中6週で迎えた8戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた12戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた13戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプラシーボを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般E11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリワードファントムを捕まえ切れず、約21馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた17戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般E10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般E11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウントアサヒに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジヤマクリスタルに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月15日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般E3（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（4戦2勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた24戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森井美香騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森井美香騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森井美香騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

5歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエムテイミニヨンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユキノテイオーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた31戦目は、一般E4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた33戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（9戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた34戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（10戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた35戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月3日、連闘で迎えた37戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた38戦目は、一発逆転ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた39戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で實川純一騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた40戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（11戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた41戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（12戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。