リワードファントム（2005年生、母パークドリーム）

リワードファントム（2005年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幽霊」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時9歳）と交配したパークドリームが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦17勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のレグルス賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月23日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3歳（2008年）

4月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスガノスミレに約21馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中3週で迎えた3戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィッシュパールに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月11日、連闘で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月25日、中1週で迎えた5戦目は、一般E7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナイトサンタンダーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

11月2日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

12月31日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジニアビスティーに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルマチェンドラに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月31日、中2週で迎えた11戦目は、もう一度始めよう特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルマチェンドラに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月1日、中3週で迎えた12戦目は、一般D8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルバイファルに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月21日、中2週で迎えた13戦目は、近畿・中国・四国地区交流特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエスラックに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（5戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバングラビートに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般D5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェルメールタッチに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、高知・福山連携海援隊シリーズ四戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハーツコンテントに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、高知・福山連携いろは丸シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハートオブライトに3馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、高知・福山連携明光丸シリーズ六戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウチュラマに2馬身の差をつけて10連勝を達成した。

7月18日、中2週で迎えた19戦目は、アサガオ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスデイブレイクに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた20戦目は、ヒメユリ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリヴプルーフを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月29日、中8週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラノブナガに6馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

12月29日、中3週で迎えた25戦目は、イヤーエンド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードプレゼンツに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、レアメタルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のブイゾーンに1馬身3/4の差をつけて優勝

3月4日、中3週で迎えた28戦目は、春風特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイイデソユーズを3/4馬身振り切って勝利数を16に伸ばす

3月15日、中1週で迎えた29戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイサンダーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

4月6日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。