シャンデリアムーン（2016年生、母ケイアイカミーリア）

シャンデリアムーン（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「シャンデリア+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時13歳）と交配したケイアイカミーリアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。2022年の春雷ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のトーセンバイオをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップソリストを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月23日、中3週で迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツでバテることなく粘り続けて、最後は2着のコンパウンダーに1馬身1/4の差をつけて制した。

7月28日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2020年）

3月8日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月14日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

5歳（2021年）

5月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のショウナンアリアナをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月15日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた16戦目は、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

10月31日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6歳（2022年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月17日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、福島テレビオープン（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた21戦目は、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月17日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2022年12月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。