メークアスマート（1984年生、母ホツカイマウタ）

メークアスマート（1984年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマタボーイ（当時6歳）と交配したホツカイマウタが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はハヤシファーム。戦績は、中央平地25戦4勝2着5回。1988年の新潟大賞典(ハンデG3)に勝利した他、1987年のセントライト記念(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

7月19日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したカミノハードオーに3/4馬身届かず2着となった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマウントソブリンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったキョウエイシラフジに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイマロニエに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳400万下の寒菊賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4月29日、中8週で迎えた11戦目は、4歳400万下の野苺賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったノースウェールズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクノリージェントを半馬身差し切って2勝目を奪取した。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサクサマジックを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月5日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（10戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカシマウイングをハナ差振り切って制した。

9月27日、中7週で迎えた16戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉沢宗一騎手（12戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1988年）

3月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上1400万下の爽春賞（東京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉沢宗一騎手（13戦3勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉沢宗一騎手（14戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で吉沢宗一騎手（15戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバナレットを半馬身振り切って重賞初制覇を遂げる

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉沢宗一騎手（16戦4勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、G3のオールカマー（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉沢宗一騎手（17戦4勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（1989年）

12月23日、約15か月半の休み明けで迎えた22戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉沢宗一騎手（18戦4勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

6歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉沢宗一騎手（19戦4勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた24戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉沢宗一騎手（20戦4勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で吉沢宗一騎手（21戦4勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。