サザンステート（2019年生、母ディープサウス）

サザンステート（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南部の州。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したディープサウスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したセルバーグを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ジョーコモドに交わされて2馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったメッセージソングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクロニクルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月29日、中9週で迎えた8戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（2023年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月7日、中3週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 雨/重）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のダノンティアラを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、逃げるセンタースリールを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5歳（2024年）

3月3日、中9週で迎えた22戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月13日、中3週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。