アムレート（2020年生、母ジヴェルニーアート）

アムレート（2020年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お守り(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したジヴェルニーアートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2023年のハゲオヤジイエーイ記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、渡辺昌之によって209万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

2月12日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月14日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハゲオヤジイエーイ記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘアピンシュプールに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のルミノルシファーを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

8月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の家兄生誕記念（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のたぬきひとみ杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のショートストップを半馬身振り切って3勝目を収める

9月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたジューントルテ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、祝★おかえり神ちゃん頑張れよ（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジューントルテに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャコンヌに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、新一万円札発行記念渋沢栄一賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェアメーゲンに2馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

8月20日、中4週で迎えた16戦目は、浦和エイトチャレンジ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパクスジャポニカに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月17日、中3週で迎えた17戦目は、秋晴特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月20日、中8週で迎えた18戦目は、埼玉県養鶏協会長賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルヴァレスに1馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

5歳（2025年）

1月8日、中6週で迎えた19戦目は、千野稜真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート800m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた20戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、越生梅林賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。