ビービーバーニング（2001年生、母ラブチューン）

ビービーバーニング（2001年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋燃える」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時8歳）と交配したラブチューンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンバマウンテンファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方13戦6勝。2003年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)に勝利した他、2003年のローレル賞(牝地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンバマウンテンファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2003年）

10月31日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームデュークに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のなでしこ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロウスに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテラノパスポートに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月30日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のブルーロバリーに6馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2004年）

3月3日、中8週で迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月24日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2005年）

3月5日、中9週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったミリオンベルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月23日、中4週で迎えた11戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のBSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタマモハイテンポをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月5日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2006年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

2月26日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったジョイフルハートに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月26日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6歳（2007年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月14日、中6週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

5月22日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロショウグンに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月12日、中9週で迎えた25戦目は、グランデラ賞（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンドーバーに半馬身の差をつけて制した。

10月10日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営スプリント（旭川ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。