ブラジルカップ

レース展開

モエレフェニックスが先頭に立つ展開、そのあとに続くステンカラージン

モエレフェニックスが敢然と端をきり、リードを1馬身ほど保って一団を牽引。単独の2番手にステンカラージンが続く。その後ろ、モエレアドミラルとヒカルバローロが3番手の好位につける。先団後ろのポジションにいるのはマルカフレンチとワキノカイザー。2馬身以上空いて、リメンバードリームとスリージェムは中団前め。リンガスローレル、オフィサー、ビービーバーニングらは中団後方の位置取り。タイキヴァンベールは後方5番手に待機して前方各馬を見ながらの競馬。ジャズアップは後方4番手に控えて虎視眈々と機をうかがう。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはパラダイスリヴァー。後方2番手の位置でじっとして脚をタメるのはタイキエニグマ。殿にドントコイタカトモがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ブラジルC、タイキエニグマが凄まじい差し脚を爆発させて他の馬たちを一掃

先頭はステンカラージンでリードは体半分。2番手にモエレフェニックスが続く。その後ろ、モエレアドミラル、マルカフレンチ、ヒカルバローロらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、8番手から抜け出したのは2番人気のオフィサー。そのまま押し切る態勢だったが、後方2番手にいた1番人気のタイキエニグマが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。2着には、中団後方の位置から卓抜した伸び脚で猛進した2番人気のオフィサーが続き、2着とクビ差の3着には、後方5番手の位置から閃光の如き末脚を繰り出したタイキヴァンベールが入った。そこから1馬身遅れた4着には、好位で直線を迎えたマルカフレンチが入線、さらに3馬身差の5着には、中団後方にいたスリージェムが食い込んだ。