ステンカラージン（2001年生、母Marshesseaux）

ステンカラージン（2001年5月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロシア民謡」。毛色は栗毛。種牡馬のPulpit（当時7歳）と交配したMarshesseauxが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地30戦5勝2着2回、地方12戦0勝。2006年の栗東ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月6日、デビュー戦はC.スミヨン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンカルメに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったタイキシュヴァリエにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレーヴドグロワールに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（2005年）

3月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のリーサムウェポンに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

3月19日、連闘で迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアイルランド大統領賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のアルドラゴンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月19日、中4週で迎えた15戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2006年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月26日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のケージーアジュデに1馬身の差をつけて5勝目を収める

5月14日、中2週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサクラビジェイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦3勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた26戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ペルセウスステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのエニフステークス（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

6歳（2007年）

9月1日、約10か月半の休養明けで迎えた29戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた30戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7歳（2008年）

7月16日、約10か月の休み明けで迎えた31戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ブラックホーク賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた32戦目は、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた33戦目は、サウスヴィグラス賞（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた34戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた35戦目は、キッケンクリス賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた36戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

8歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた40戦目は、ジャイアントレッカー賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた41戦目は、ディープインパクト・プレミアム1（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた42戦目は、サンライズペガサス賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。