マルカフレンチ（2002年生、母ペリドット）

マルカフレンチ（2002年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したペリドットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地29戦5勝2着4回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2007年のジャニュアリーステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、モンローブロンドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグラールゾーンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたオフィサー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったピサノヨシツネに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のハナマルに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月17日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノルドルフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシルヴァーゼットにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2006年）

1月7日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り最後はジョウノデイリーと並んで8着同着となった。

7月22日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイフウジンを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

8月27日、中2週で迎えた25戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

11月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた27戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（2007年）

1月14日、中6週で迎えた28戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビッグホワイトをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

5月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた30戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた31戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホウシュウムサシに9馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7月21日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。