ビューティフォー（2009年生、母スイートアップ）

ビューティフォー（2009年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美＋４」。毛色は栗毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したスイートアップが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永田清男によって157.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月15日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

3歳（2012年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた6戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウハレバレに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウッチャリに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月19日、連闘で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の2日遅れの加藤智子さん生誕記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアッチャンを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のヒシデュランダルを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のイワクラギンガをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

7月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

9月12日、中9週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

10月15日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（4戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた17戦目は、SundayBreeze賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（6戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、家族で楽しめる中京競馬・開催中（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた19戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、ナゴヤスプリント争覇（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。