スズカラブローズ（2018年生、母スリーサンローズ）

スズカラブローズ（2018年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名より+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のラブリーデイ（当時8歳）と交配したスリーサンローズが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中村俊紀。主な勝ち鞍は2021年の一般C27。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村俊紀から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって496.8万円で落札された。

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月22日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

3歳（2021年）

4月4日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月1日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた8戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー48（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー56（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー63（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月11日、中0週で迎えた11戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた12戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキタノレスリーズに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、連闘で迎えた16戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、堀川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、多度大社神馬会錦山号賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ピッツベルニナに交わされて5馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた22戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた23戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、コースタルチャートに半馬身交わされて2着となった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月27日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、池田一真、えりかさん結婚記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

デビュー前

1歳のとき、中村俊紀から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって496.8万円で落札された。

竹下直人厩舎（愛知）へ入厩。

10月26日、デビュー戦は塚本征吾騎手を鞍上に据えて、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。