スズカミンクス（2003年生、母ミンデンローズ）

スズカミンクス（2003年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋おてんば娘」。毛色は芦毛。種牡馬のアサティス（当時18歳）と交配したミンデンローズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイアムエンジェルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月19日、中9週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノハヤブサを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3歳（2006年）

1月7日、中3週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

7月30日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月31日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。