キクノハヤブサ（2003年生、母オギサバンナ）

キクノハヤブサ（2003年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋隼」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したオギサバンナが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は松田憲一。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スズカミンクスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のボムシェルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

9月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月24日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルヴェッカーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月21日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4歳（2007年）

11月17日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のポートカンパーニュを半馬身振り切って順当に勝利した。

12月8日、連闘で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中5週で迎えた15戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のエクセル博多開設記念（小倉芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

7月5日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた18戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月9日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

9月13日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

10月19日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。