ハワイアンプレス（1987年生、母グランドリーム）

ハワイアンプレス（1987年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のコウストンズクラウン（当時13歳）と交配したグランドリームが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

9月10日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

11月4日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3歳（1990年）

1月13日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のモントタヤーラに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月22日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のホリノウイナーに1馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェーンエアに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミラクルレディに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピンクラガーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田優騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアミューズメントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。