ミラクルレディ（1986年生、母ホウヨウミラクル）

ミラクルレディ（1986年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキヤタオラ（当時12歳）と交配したホウヨウミラクルが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の利根川特別(900万下)。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったカッスルキングに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドアモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上400万下の小樽特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャックオーカンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた7戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4歳（1990年）

3月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったセンターコリムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハワイアンプレスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月22日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンデステキを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って優勝

11月4日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦2勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5歳（1991年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。