タヤスキャスター（1994年生、母ステールアイアン）

タヤスキャスター（1994年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグロウ（当時11歳）と交配したステールアイアンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸正幸。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月6日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（1997年）

5月17日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた6戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアップザナイブに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイノスピリットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月14日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4歳（1998年）

1月18日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップヴイーナス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したナスエルムテキを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた19戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた20戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた21戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は石山繁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。