シマノショウグン（1996年生、母インディアリングクオリティ）

シマノショウグン（1996年3月27日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時6歳）と交配したインディアリングクオリティが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回、中央障害13戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のユウキワカオーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月5日、中7週で迎えた2戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったグレートシチーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノペルセウスに約11馬身の大差をつけて久々に白星を挙げた。

3月11日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の吹田特別（阪神ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタガノツイスターに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた25戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月26日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた27戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったセトコマンチランから約17馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた29戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムライコウからハナ差の2着に甘んじた。

4月7日、中2週で迎えた32戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月6日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた37戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6歳（2002年）

11月17日、約12か月の休養明けで迎えた39戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた40戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2002ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7歳（2003年）

1月6日、中4週で迎えた41戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノツヨシに半馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

2月1日、中3週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったチトセサクセスから2馬身半差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた43戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。