アブラカタブラ（2008年生、母ヴァイスオンアイス）

アブラカタブラ（2008年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私の言うとおりになる呪文」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時13歳）と交配したヴァイスオンアイスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方10戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡光夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって189万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月20日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したロビンフットを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったビービーマキシマスを半馬身捉え切れず2着となった。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月31日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中7週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。16着に終わった。

10月13日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3五 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4歳（2012年）

1月11日、中5週で迎えた19戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月24日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた21戦目は、道敏還暦記念杯（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた22戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた24戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。