プリティベティ（2002年生、母フライトオブエンジェルス）

プリティベティ（2002年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「可愛い＋兄ノボジャックより『ジャックアンドベティ』を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したフライトオブエンジェルスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般D4-2。

経歴

デビュー前

8歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦はA.スボリッチ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-6（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったカステルロックから2馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般D4-6（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のダイジュデザイアに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般D4-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、一般D4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモユウシから1馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーイングメリーに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月10日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4歳（2006年）

1月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた13戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。