コスモユウシ（2002年生、母フロディーバラード）
Cosmo Yushi
2002.04.26
コスモユウシ（2002年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大きなレースで勇姿をが見られるように」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時9歳）と交配したフロディーバラードが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方26戦12勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年のコスモス特別(B1)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって367.5万円で落札された。
須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2004年）
7月25日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。
8月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。
9月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。
9月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。
10月31日、中4週で迎えた5戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。
11月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。
12月12日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。
12月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、4着に入った。
3歳（2005年）
1月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。
1月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。
8月20日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。
10月20日、中8週で迎えた12戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティベティに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
10月27日、連闘で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。
11月10日、中1週で迎えた14戦目は、門別特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月8日、中3週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。
4歳（2006年）
1月2日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
1月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーアツキノオーを3/4馬身振り切って2勝目を収める
2月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマキバストロングに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。
2月8日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクラッシックベルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。
2月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。
3月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼンノキャンベラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
3月22日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、有馬温泉 兵衞向陽閣特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディグニティバイオに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
4月6日、中1週で迎えた23戦目は、フラワーセンター特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファストブレーカーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
5月3日、中3週で迎えた24戦目は、一般D2-3（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウヘリオスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。
5月25日、中2週で迎えた25戦目は、羊が丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレスポンスを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。
6月14日、中2週で迎えた26戦目は、JA富川ルシナ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホロトカジノを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月12日、中3週で迎えた27戦目は、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブンシャンハイに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
7月25日、中1週で迎えた28戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月23日、中3週で迎えた29戦目は、サクラプレジデント賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったムゼッタから1馬身差の2着に敗北した。
10月1日、中5週で迎えた30戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラワーシルスキーに6馬身の差をつけて制した。
10月28日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクメイジャーに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
5歳（2007年）
4月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた32戦目は、菜の花特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
4月30日、中1週で迎えた33戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワイルドコマンダーを3/4馬身振り切って勝利数を12に伸ばす
5月26日、中3週で迎えた34戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬協賛錦江湾特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオーディンズアイ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。
12月1日、約6か月半の休み明けで迎えた35戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。
12月15日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
6歳（2008年）
1月4日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた37戦目は、関門海峡特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。