ブリージーウッズ（2000年生、母オーナーズデライト）

ブリージーウッズ（2000年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「風通しの良い林」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したオーナーズデライトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦2勝2着9回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

14歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は506kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ジャズアップに交わされて7馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、イクエイターに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のティティスに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のキャピタルレターに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月23日、連闘で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2004年）

8月8日、約11か月半の休養明けで迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中3週で迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったストロングソレイユにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、連闘で迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、フィールザビュウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月12日、中3週で迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、レオニダスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月7日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月5日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったユーセイハヤトオーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2006年）

1月21日、中4週で迎えた25戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

1月28日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.モンテリーゾ騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったフィールザビュウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、マルタカシャインに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、モアマイガールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。