キャピタルレター（1997年生、母ヴエイグドリーム）

キャピタルレター（1997年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマイニング（当時13歳）と交配したヴエイグドリームが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方11戦4勝2着3回。2006年のえぞ松特別(一般)に勝利した他、2006年のスターオブコジーン賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ジェダイナイトに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

8月8日、約30か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスヒットから4馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中5週で迎えた3戦目は、一般C2-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のライトステップスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた4戦目は、一般C1-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシーダトルネードに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、三石町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったライプフルーツから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2003年）

1月18日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるケンタッキースワンに半馬身届かず2着に敗北した。

7月20日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブリージーウッズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7歳（2004年）

2月12日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアバレンボウキングをハナ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月22日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のドゥーウィズウインに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月10日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月17日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のリワードパットンに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

11月21日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルモントサンダーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月13日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったスターボイジャーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月28日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

9歳（2006年）

5月14日、約11か月半の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた29戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた30戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、えぞ松特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（4戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のパレガルニエに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた32戦目は、スターオブコジーン賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（5戦3勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイギャラントから4馬身差の2着となった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、ヘクタープロテクター賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた34戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた35戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。