マルゼンカイウン（1986年生、母カバリハイエスト）

マルゼンカイウン（1986年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時12歳）と交配したカバリハイエストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方30戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年のカートピアジャンボ特別(C D)。

経歴

デビュー前

本郷重彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月13日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3歳（1989年）

1月16日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたヒスイカズラ決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（9戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた12戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月24日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（1990年）

4月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、一般D（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般D（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般D（帯広ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーグランプリから2馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般D（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米川昇騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月7日、中0週で迎えた20戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米川昇騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤマドリームから3/4馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般D（岩見沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米川昇騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米川昇騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のインターデザイヤーに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月12日、連闘で迎えた23戦目は、一般D（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で米川昇騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般D（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で米川昇騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般D（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で米川昇騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた26戦目は、一般D（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で米川昇騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスクオールワンから3馬身差の2着となった。

9月10日、中3週で迎えた27戦目は、一般D（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で米川昇騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた28戦目は、一般D（札幌(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で米川昇騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジンフラツシユに半馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、カートピアジャンボ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で米川昇騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエイダイコバンをクビ差制して優勝

10月17日、中1週で迎えた30戦目は、大沼特別（函館(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で米川昇騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた31戦目は、ホテル法華カップ函館特別（函館(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で米川昇騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた32戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、江差特別（函館(地)ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1991年）

4月11日、約5か月の休み明けで迎えた33戦目は、白樺特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（16戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた34戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、色丹特別（帯広ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた35戦目は、納沙布岬特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた36戦目は、厚岸特別（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（17戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月10日、中5週で迎えた37戦目は、神楽岡特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沼沢英知騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた38戦目は、大島静夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた39戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大島静夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大島静夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大島静夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

1月5日、中5週で迎えた42戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた43戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた44戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた45戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。