サンエムスイセイ（1989年生、母サンエムチドリ）

サンエムスイセイ（1989年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時15歳）と交配したサンエムチドリが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1993年）

5月2日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず最後はシクレノンディアナと並んで5着同着となった。

5月15日、連闘で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた4戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず最後はタカサゴグリンイチと並んで8着同着となった。

9月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月4日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤井正輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒサノゴーランを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5歳（1994年）

1月9日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクラノスケに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリードブライトンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のザオーセイシュンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月29日、中9週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6歳（1995年）

5月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るドージマタイヨウを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

5月28日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた22戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7歳（1996年）

5月19日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた25戦目は、5歳以上900万下の有松特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた26戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。