クイーンズ（1992年生、母ムラヤマクイン）

Queen's

1992.06.15

クイーンズ（1992年6月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時9歳）と交配したムラヤマクインが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋 義浩。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

6月25日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したセンバヅルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったタイキテンペストに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るディープレッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハヤテナオコに2馬身半の差をつけて優勝

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（1996年）

2月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。