ディープレッド（1992年生、母ハグロスワロー）

ディープレッド（1992年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時20歳）と交配したハグロスワローが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

6月10日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアイズオブユーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、クイーンズに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ボールドハジイにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月1日、中3週で迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーピーノホシに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4歳（1996年）

3月7日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた12戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ホホベニに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月15日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（9戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（10戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた18戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

1月11日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雪/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた24戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、フレンドリースパー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた25戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6歳（1998年）

1月17日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。