アイリッシュシチー（1994年生、母アイリッシュハニー）

アイリッシュシチー（1994年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレオダーバン（当時6歳）と交配したアイリッシュハニーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年のマルチホープ特別。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にてで一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3歳（1997年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、田村真来騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村真来騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村真来騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のマルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村真来騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のマルチファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村真来騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村真来騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田村真来騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田村真来騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフドオーから4馬身差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田村真来騎手（10戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のマルチホープ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村真来騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノウインをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

10月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村真来騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村真来騎手（13戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村真来騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、ノベンバートパーズ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、師走特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村真来騎手（15戦1勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1998年）

1月10日、中1週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月24日、中5週で迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。