フドオー（1994年生、母ミスシャーリー）

フドオー（1994年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時7歳）と交配したミスシャーリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦8勝2着6回。1997年のダービーグランプリ(G1)で2着に入った他、1997年のユニコーンステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

8月29日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は538kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリースペクターに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

7月31日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイリッシュシチーに4馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

8月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳戦の千日草特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワグランドに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の月見草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテルノザンからクビ差の2着に甘んじた。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、銀河特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホウエイダイショウに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

10月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

11月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムメガトンから3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

3月14日、約16か月半の休み明けで迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6歳（2000年）

5月5日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったセカンドゲスから6馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、ヤスダヨーグルト特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた13戦目は、清流特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、千曲川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、アルツ磐梯賞（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーパークに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月8日、中7週で迎えた16戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、エフエムラジオ新潟特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャダヴァンからハナ差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、菅名岳特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったステップフォワードから2馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、新潟活版特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、雪椿賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2001年）

1月3日、中3週で迎えた21戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のレインボーリバティに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の睦月特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセイリーフからハナ差の2着に惜敗した。

2月12日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の紅椿盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリンドダルタニアンに2馬身半の差をつけて優勝

3月8日、中2週で迎えた24戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の麗春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノシルバーをクビ差制して優勝

4月19日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月6日、中5週で迎えた28戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの銀河特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（6戦2勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの仲秋特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。