ニチェ（2003年生、母ポットクリスタル）

ニチェ（2003年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「二個のさくらんぼ（チェリー）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したポットクリスタルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地茂美。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月4日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2006年）

7月15日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6三（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゲイリーコロンビアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた12戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原雅文騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月17日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた20戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた24戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。