ハヤセスイグン（2000年生、母ブランドスキー）

ハヤセスイグン（2000年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したブランドスキーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は国中一男。戦績は、地方21戦4勝2着3回。2002年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、国中一男から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

上田二郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

7月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳F1（園田ダート820m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳F1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳F1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインベイジョンに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒラカタウィニングを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のセカンドトライ（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスルーザグラスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、2歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のザオンリーガールをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

12月26日、中3週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッコーグランジャを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

3歳（2003年）

2月12日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、神崎川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた12戦目は、ウインターカップ（園田ダート1870m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4歳（2004年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、プラスミック賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた14戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の兵庫牝馬特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、スプリングウインド特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月5日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、周防灘特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた20戦目は、有明海特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フナツレッドイヤーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザペキンハートに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。