アズサトップレディ（2005年生、母ローレルコマンダー）

アズサトップレディ（2005年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時10歳）と交配したローレルコマンダーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、地方37戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、アラキファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

渡部則夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2007年）

8月17日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた3戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた4戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のキシュウバイオーをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のつわぶき特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のプリムラ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

4歳（2009年）

1月23日、中3週で迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

7月16日、中9週で迎えた19戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したバレンボイムを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般C3三四イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳C3（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3七八ア（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（16戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

3月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3四五（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（17戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったフラワーホープにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（18戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったバンブートニーニョにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般C3八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（19戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月9日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（20戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタケデングローリーをクビ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

10月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた33戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（21戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月9日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた34戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（22戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（23戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた36戦目は、茄子賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（24戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

2月21日、中4週で迎えた37戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳C3（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。