フィールドハーバー（2005年生、母タークスタンド）

フィールドハーバー（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋港」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したタークスタンドが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦2勝2着11回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上D2四。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月9日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

8月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた6戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8五（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクデイジーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスターキャンドルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、パエストゥムに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、アグネスフリーダムにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランフリーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上D2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタカラバイオに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で有馬澄男騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシルクキャピタルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で有馬澄男騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で有馬澄男騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したブライトティースを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で有馬澄男騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったピイエフドルチェに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったピイエフドルチェに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、パルシェ香りの館特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月8日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったイナズマガイアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイプルラブチャンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（9戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサムライブルーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、兵庫の特産品特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた35戦目は、ほうせんか賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永島太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。