モエギノマズル（2000年生、母ダーネルダンサー）

モエギノマズル（2000年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時10歳）と交配したダーネルダンサーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、地方25戦5勝2着5回。2003年の関東オークス(牝G3)で3着に入った他、2003年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本義孝厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月24日、デビュー戦は山田和久騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山田和久騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトモエスキーからアタマ差の2着に甘んじた。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロベルトジョージから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のコバンノユメに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月16日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキキに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデビューノオドリコに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月26日、中5週で迎えた12戦目は、2歳戦の千両特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のライコウタイフーンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2003年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロイヤルブライアンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦でオープンの若菜賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したマルダイメグを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月3日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したメモリヒメを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったディーエスメイドンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月16日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月13日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた21戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2004年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の’04スパーキングスプリングチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、大かわさき宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（10戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。