ハートドラゴン（2001年生、母パブロワスイート）

ハートドラゴン（2001年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ハート＋竜」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時8歳）と交配したパブロワスイートが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は山本高義。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦5勝2着2回。2004年のウイナーカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山本高義から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

千田知幸厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2003年）

8月31日、デビュー戦は山崎進騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は449kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた2戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のウツミオペラオーに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎進騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月26日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スオウサイレンサーに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の葉牡丹特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた7戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水仙特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた10戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた12戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーベラ賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツリダカレーから1馬身1/4差の2着となった。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のエムケイサッキーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアクティブアリーナに半馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

10月2日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、一般B2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のカーネリアンビコーに半馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハーディスをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月28日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2005年）

6月6日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた23戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた24戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた26戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、プロキオン賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた29戦目は、オキザリス賞（盛岡芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた30戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。