ベッスルダンサー（1996年生、母ストームクイン）

ベッスルダンサー（1996年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時12歳）と交配したストームクインが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、地方24戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の4歳。

経歴

デビュー前

伊藤勝好厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（1999年）

1月15日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、4歳（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエトピリカに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月11日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナシュールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ラッキーアトムにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカリイチジョウに半馬身届かず2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、片桐昭貢騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミカワタイガーに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロングイーグルをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのサラ・クイーン特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたドルドキッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月30日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2ヘ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は片桐昭貢騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るレトロファンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐昭貢騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐昭貢騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオグリシュナイダーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2000年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチェリールーブルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた19戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、梅花特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、恵那特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、コアタイムに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた23戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた24戦目は、吉田一騎手を鞍上に迎えて、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。