トーセンサンダー（1997年生、母イナズマクロス）

トーセンサンダー（1997年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時8歳）と交配したイナズマクロスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカシマサンデーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

4歳（2001年）

1月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードルシミエントを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久々の一戦を物にした。

2月3日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアグネススペシャルに3馬身半の差をつけて優勝

4月28日、中3週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り4着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のみなみ北海道特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたマンハッタンカフェ決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月29日、中4週で迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2002年）

4月20日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の金北山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアグネススペシャルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。