ベルモントアイリス（2006年生、母ホープフェアリー）

ベルモントアイリス（2006年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹（ギリシャ語）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したホープフェアリーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方23戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドリームキャンドルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったディーエスバリューに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、コンブスティオーネにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般C2十二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のキングアテルイに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ミウラライアンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、トゥインクルバースデー特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、キャッスルスピカに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた22戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた25戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、深谷特選和牛協議会賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で國分祐仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2011年）

1月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で國分祐仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2十三14十五（浦和ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で國分祐仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた29戦目は、未来賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で國分祐仁騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた30戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（16戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。