ティピカル（2006年生、母ドリーム）

ティピカル（2006年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時12歳）と交配したドリームが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山田祐三。戦績は、地方29戦3勝2着5回。2009年の飛燕賞(KJ3)に勝利した他、2009年の荒尾ダービー(KJ3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

5月28日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタツノクインに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた13戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンセイポイントに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（2009年）

1月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の筑紫野特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートトップガンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月22日、中3週で迎えた16戦目は、3歳KJ3の飛燕賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパスカルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の大観峰特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた18戦目は、3歳KJ3の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったギオンゴールドから1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したバブルガムロックを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったプリモワンショットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月5日、中5週で迎えた27戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャングルジャガーを差し切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた29戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。