コトノクリチャン（2009年生、母テンシノダンシング）

コトノクリチャン（2009年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「古都の＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したテンシノダンシングが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害1戦0勝、地方29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、成隆牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月17日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた9戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月29日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた12戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったショウナンアゼリアにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-6（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブライトエルフをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフェイマスフラウア決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったベンザイテンイモンから7馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のソウブドラゴンに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2五（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビップパティエンスをクビ差制して勝利を手中に収めた。

3月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は黒川知弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月2日、中7週で迎えた24戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小谷周平騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒミノナナに交わされて3馬身半差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小谷周平騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小谷周平騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小谷周平騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

5歳（2014年）

1月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた34戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月10日、中4週で迎えた35戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた37戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったキャンディパラソルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマイチャーミングに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月11日、連闘で迎えた39戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったハッピーサイゴンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた41戦目は、チャレンジシリーズ第9戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた43戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。