ダイナミックパンチ（1997年生、母エルビート）

ダイナミックパンチ（1997年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時14歳）と交配したエルビートが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三榮牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、中央障害5戦0勝2着1回、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月11日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2000年）

6月15日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳戦の中島公園特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月6日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したジョーオーラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエフピータッチに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月4日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、門別川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキングダビデに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月11日、中4週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

4歳（2001年）

6月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月23日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた13戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリートニービンから1馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2002年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったミカズキーボーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月7日、中2週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（14戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（15戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（16戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、スターマイン特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーアコマンダーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、中9週で迎えた25戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペプチドランディーに8馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月24日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた29戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後はミミオブダンディと並んで2着同着となった。

2月16日、連闘で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 小雨）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。