ウインミネルヴァ（2008年生、母ヴードゥーレディ）

ウインミネルヴァ（2008年4月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の智の女神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のMore Than Ready（当時11歳）と交配したヴードゥーレディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

4歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、若林牧場によって178.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタールタンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月16日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のドラセナ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月19日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2012年）

6月3日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月22日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたマルコフジ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。