ゲイリーマウンテン（1993年生、母オツフーンタイム）

ゲイリーマウンテン（1993年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビーインボナンザ（当時7歳）と交配したオツフーンタイムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ジィワンファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月28日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったヤシマキャプテンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったキャニオンシャープにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパワーワイドをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロディグリーに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1997年）

10月4日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた5戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5歳（1998年）

6月27日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田村宏之騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田村宏之騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村宏之騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で田村宏之騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で田村宏之騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。