ナムラカンムリ（1994年生、母プリティナムラ）

ナムラカンムリ（1994年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時8歳）と交配したプリティナムラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤和明。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、地方3戦1勝2着2回。1997年の若草ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月7日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のポートブライアンズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、オースミジェットに交わされて4馬身差の2着となった。

2月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のランドスピードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4歳（1998年）

1月18日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2500m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラストコール決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月5日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小林徹弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったアイリッシュリネンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（10戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ「B」賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジャパンホーラーから1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ（D）賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（12戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルギアンバーから1馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ（D）賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（13戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のツキノフィールドに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。