マルノウエスタン（2000年生、母モールドローラー）

マルノウエスタン（2000年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋西、西部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したモールドローラーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着1回、中央障害15戦0勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大川牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、西野定榮によって315万円で落札された。

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月18日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた2戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ボニヤ騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、J.ヴァルディヴィアJr.騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったメイショウフレンドに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月22日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦の氷ノ山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンコンバインに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月6日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた16戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、神崎川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた20戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた24戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5歳（2005年）

2月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリーカルチャーから1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2006年）

1月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月1日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（10戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルフドウカブから1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた37戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2007年）

3月3日、約4か月の休養明けで迎えた38戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4月15日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた39戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月23日、中9週で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

8歳（2008年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた42戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で南井大志騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた43戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた44戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた45戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。