リリィクイーン（1983年生、母アインフジ）

リリィクイーン（1983年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時6歳）と交配したアインフジが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は村田豊子。戦績は、中央平地20戦6勝2着6回、地方1戦0勝。1986年のシュンエイ記念(アラ系4歳オープン)に勝利した他、1987年のアラブスプリントステークス(アラ系4歳以上オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

6月23日、14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒミノダンサーに9馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

10月19日、12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノターナーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月16日、6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマブキイチバンに1馬身3/4の差をつけて勝利を収めた。

11月30日、6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシロキタタローに2馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

12月14日、14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のユーショウビッグに2馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

3歳（1986年）

2月8日、3歳オープンのシュンエイ記念（中京芝1800m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は増井裕騎手。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のウイークワンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにした。

3月22日、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったマサヒコドーターにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月11日、アラ系4歳以上オープン（新潟芝1200m 外回り小雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチヤフルガイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

6月21日、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は田島良保騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シロキタタローにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月13日、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1800m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月30日、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は松永幹夫騎手。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月14日、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月10日、全日本アラブクインカップ（園田ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（1987年）

1月10日、銀杯（京都ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月22日、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、シロキタタローに半馬身交わされて2着に敗れた。

3月29日、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 小雨/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマウントシャトーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は武田悟騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったジニアスランナーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月17日、アラ系4歳以上オープン（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は小谷祐司騎手。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月31日、アラ系4歳以上オープン（福島芝1800m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は武田悟騎手。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5歳（1988年）

6月11日、札幌アラブステークス（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月26日、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。