ギンマク（2007年生、母シネマライフ）

ギンマク（2007年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「銀幕」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したシネマライフが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方32戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の月魚特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、浜本幸雄から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月16日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月18日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

7月4日、中7週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るワイルドフォンテンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のナイキグローリーを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月1日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦の胡桃特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、月魚特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のシベチャリレンジャを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月3日、中3週で迎えた12戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、スカーレットリバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、モネの庭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、セトノヒットに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般A4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、龍馬も泳いだ鏡川特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったプラネットワールドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた20戦目は、清流仁淀川特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた21戦目は、大文字の送り火特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた22戦目は、馬券師すう特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般A4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のミラク特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中西達也騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた26戦目は、一般A3（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で中西達也騎手（11戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で中西達也騎手（12戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパレスシュガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、馬路村の魚梁瀬特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で中西達也騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた29戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知FD特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5歳（2012年）

1月7日、連闘で迎えた30戦目は、冬でもナイター特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた32戦目は、北川村不動の滝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（15戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた33戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、大川村小金の滝特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた34戦目は、一般A4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（16戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた36戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（17戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた37戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（18戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた38戦目は、ビバックス特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。